Q&A
特定健康診査や特定保健指導について、よくある質問・疑問にお答えします。
- 国民健康保険(国保)とは?
フリーランスや自営業、無職、年金受給の人などが加入する医療保険です。
- 「特定健診」とは、どんな健診なのでしょうか?
40歳から74歳までの方を対象とした、高血圧や糖尿病など生活習慣病予防のための健診です。ご自身の健康状態を確認でき、いつまでも元気で働き続けるための貴重な機会です。
- 検査内容は?
医師の診察・問診・身体計測・血圧測定・血液検査・尿検査などがあります。市町村によっては、これらの検査以外にも独自の検査項目を設定しているところもあります。
- 特定健診は受けないといけない?
高血圧症、脂質異常症などの生活習慣病は、自覚症状がほとんどありません。具合が悪くなってから病院を受診したら、糖尿病がかなり進行していたというケースもあります。早期発見・治療のためにも、定期的に健診を受け、生活習慣病を軽症のうちに見付けることが大切です。
- 毎年受診する方がいいの?
毎年健診を受けていると、” 少しずつ体重が増えている” “血圧や血糖値、コレステロール値が高い”など、1年前と比較して自分の体の変化がチェックできます。
また、生活習慣病発症のリスクがある方には、必要な情報提供やアドバイスなどの支援(特定保健指導)が無料で受けられます。- 医療機関を受診しているので健診の必要はない?
持病があって定期的に医療機関を受診しているので健診の必要性がないと思っている方も多いようです。治療で行う検査と広く健康状態を調べる健診とでは検査内容が異なることがあるので、治療中の病気があったとしても、特定健診を受けて健康チェックを行うことが大切です。
- 受診費用は?
一部の市町村では少額の負担があるところもありますが、約8,000円~12,000円の検査を無料で受けることができます。
- どれくらいの人が受診しているの?
和歌山県(全保険者、令和3年度)の特定健診受診率は48.9%、保健指導の実施率は23.2%となっており、特に市町村国保では40代、50代の受診率が低い状況が続いています。
- 健診を受けない理由は?
「忙しくて時間がないから」、「健診を受ける必要性を感じないから」という人が多いです。しかし、生活習慣病は自覚症状がなく、症状が現れたころは進行していることがあります。検査は1時間程度で受けることができますので、働き盛りの年代の方こそ、ぜひ受診してください。
- 特定健診を受診する方法は
住居する市町村から特定健診の案内が届きます。医療機関での個別健診または、各市町村が行う集団健診を選択し、受診します。結果は個別健診が10日前後、集団健診が約1カ月後に出ます。
(特設サイト) https://kenshin.pref.wakayama.lg.jp/flow/- 特定保健指導について教えてください。
特定健康診査の結果に基づき、生活習慣病の予防改善を目的に行われる健康支援です。各市町村の有資格者(保健師、管理栄養士等)からのサポートを受けながら、自身の健康状態を自覚し、生活習慣の改善目標を立て、食事や運動など生活習慣のバランスを見直します。費用は無料です。
- 特定保険指導は厳しい指導?
健診は、病気の早期発見・治療につなげると同時に、結果をもとに日頃の生活を見直すためのものです。保険指導と聞くと厳しく指導されたり、自分の生活習慣を否定されるのではと思いがちですが、そうではなく一人一人に合った方法で改善方法を一緒に考える伴走者です。